‼️      2020.2.11  講演の録音、資料は  ‼️
  ↓先週の説教からの下に載せてあります




先週の説教から





2024.4.21

モーセは手に神の杖を持って

                   出エジプト記1831


 やっと本気になって立ち上がると、モーセは行動を開始します。40年間も暮らした所から出発するのですから簡単ではありません(→牧師の引っ越し)。主はエジプトへ行く彼のためにいろいろと準備されます。

 彼は先ずしゅうとのエトロに挨拶し、「どうかエジプトにいる親族のもとに帰らせてください」と詳しくは話しませんが、事情を察しているエトロは「安心して行きなさい」と快く送り出します。モーセは「妻と息子たち(ゲルショムとエリエゼル)を連れ、ろばに乗せ」と貧しい姿ですが、「手に神の杖」を持っているので心強いのです。主はあらかじめ「ファラオの心を…かたくなにする」と警告されます(→ローマ9章)。

 途中の宿泊地で「主はモーセと出会い、彼を殺そうと」(急病?)されます。それを息子(エリエぜル)の割礼を怠ったモーセへの神の怒りだと察したツイポラは「火打ち石を取って、その息子の包皮を切り、それをモーセの両足に付け」て、彼に代わって割礼を施します。「彼の熱心さは冷えて生ぬるくなっていた。」(カルヴァン) 「あなたは血の花婿です」彼女なりのユーモアでしょう(→コへレト4章「一人より二人」。

 モーセのことを心配して訪ねてきた兄のアロンが「神の山でモーセに出会い、口づけをし」て喜びます。エジプトに着いた時「イスラエルの長老を全員集め」て、「主がモーセに語られた言葉をアロンがすべて語」ります(信頼できる通訳者!)。「彼らは、主がイスラエルの人々を顧み、その苦しみをご覧になった」ことを聞いて、「ひざまずいてひれ伏し」ます。

 旅に出るにあたってモーセは「手に神に杖をもって」います(→毛布を持って安心する赤ちゃん)。「信仰こそ旅路を導く杖」(讃270番)と歌いつつ、神の助けを信じて歩む者は幸いです。






※ 過去の説教は、月ごとにまとめてあります。 (2018年8月~)

2020.2.11 講演(録音)


2020年2月11日、
アライアンス・ミッション・チャペル
(埼玉県所沢市)に於いて、生田牧師が講演の
ご奉仕をして下さいました。

※ミッションから掲載許可をいただいています。




 JAMリーダーシップセミナーのために  

聖書に帰ろう

  ー聖書の力と読み方を考えるー

             生田嘉文


その時の録音です。

午前の部
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資料①(レジュメ 午前の部)

 Ⅰ 午前の部「聖書と私」(前半) 

 序:なぜ「聖書に帰ろう」か?

  マーク・トウエインの「トムソーヤー」の話

1. 聖書との出会い(高校生)

 David Jones A.B.SimpsonThe Unlikely Founder of AGlobal Movement

2. 保守的な聖書観(大学生)

『新約全書』(1880)『旧約全書』(1887年)『改正訳新約聖書(大正訳)』(1917年) 

3. カルヴァンの聖書観(神学生)

 「御霊の内的な証し(internal testimony of the Spiritによって…」(綱要Ⅰの7の4)

4. 神学的聖書観(副牧師)

 渡辺信夫『教会論入門』(新教新書)  神学の4部門(聖書、歴史、組織、実践)

5. 視野の広い聖書観(大阪時代)

 “The Layman’s Bible Commentary”25vols 聖書講解全書』日キ教団出版局

6. 学問的聖書観(神学校教師)

 「NT各巻の成立年代」

7. 多様な聖書観(福山時代)

 「祈祷会の聖書テキスト」 「主日礼拝の聖書テキスト」

結び:聖書の力   ルカ4:1-13









午後の部
↓   ↓   ↓
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50秒ほどしましたら、講演が始まります。




資料②(レジュメ 午後の部)


Ⅱ 午後の部「聖書と私」(後半) 

  序:どの聖書

  『聖書協会訳(口語)聖書』(1955年)『新改訳聖書』(1970年)『新共同訳聖書』(1987年)

 『新改訳2017』(2017年) 『聖書協会共同訳』(2018年)

1. 主日礼拝と祈祷会
2. 主日礼拝のテキスト
ピリピ書 『聖書の歴史』(創文社)
「山上の説教」(マタイ57) 『聖書の世界』(ミルトス社)
「アブラハム物語」(創世記1225章) 夫婦の年齢
ルカ福音書 歴史家ルカの視点

“Harmony of Matt. Mark, Luke” (“Calvin’s Commentaries” 22 vols 1979 rep. Baker) 

 私の説教スタイル(ルカ2:41-52)

A.B.Simpson The Christ in the Bible Commentary (6vols 1992 Christian Pub.)

①序論(テキストのアウトラインとテーマの提示) ②第1ポイントAction of Jesus”

③第2ポイントSurprise of Parents”  ④第3ポイントMessage of Jesus” 

結論(説教題との結びつきと讃美歌の紹介)

4.祈祷会のテキスト

①詩篇  ②ピレモン書  ③Ⅰペテロ書  ④Ⅱペテロ書

小畑進『ピレモンへの手紙講録』(2008年 いのちのことば社)

  結び:聖書の読み方  ヨハネ5:39-40








資料③

資料④

祈祷会の聖書テキスト

       (福山アライアンス教会)



ヨナ書        1989年8/30-9/20(朝)

テトス書         8/30-9/6 (夜)

ⅠⅡⅢヨハネ書    9/27-11/15(朝)

雅歌・ヨナ書          9/10-11/15(夜)

使徒行伝      1989年11/22-1990年12/19(朝夜)

出エジプト・レビ・民数記  1991年1/16-6/5

ヤコブ書          6/12-9/25    

箴言・伝道の書・ヨブ記  10/2-1992年5/13   

ペテロ書・ユダ書  5/27-7/15     

ヘブル書          9/2-1993年1/27  

ゼカリヤ書・マラキ書 1993年2/3-2/24      

コリント書     3/3-12/15      

申命記            12/22-1994年6/15    

黙示録        1994年6/22-1995年2/5    

マタイ伝      1995年2/15-11/26       

ローマ書           12/6-1996年6/12 

ホセヤ書      1996年6/19-9/18       

イザヤ書(1-39)   9/25-1997年2/9 

ミカ書        1997年2/19-3/12   

ピリピ書        3/19-5/11   

イザヤ書(40-66)   5/18-1998年2/18   

テサロニケ書1998年2/25-5/27       

ⅠⅡテモテ書         6/3-9/16     

詩篇(コラの子集)   9/26-12/2 (42-49,84-88)

ヨシュア記・士師記   12/9-1999年9/22   

ムエ記上下  9/29―2000年10/18   

エレミヤ書・哀歌 10/25―2001年5/13

ガラテヤ・コロサイ書 5/29―7/18   

創世記     9/2―2002年10/27    

出エジプト・民数・申命記 11/3―2004年7/7

ルツ記・エステル記  7/14―10/20       

エズラ・ネヘミヤ記 10/27―2005年1/26    

ハガイ・ゼカリヤ・マラキ 2/2―4/27  

雅歌・ダニエル・コヘレト 5/11―12/14

列王記     2006年1/112006年11/22

エゼキエル書  2006年11/29―2007年6/6    

詩編(ダビデ集)2007年6/13―2008年2/20(1-41)

ルカ伝        2/27―2009年4/8

使徒言行録     4/15―2010年10/20

黙示録       10/27―2011年11/30 

ヨハネ伝       12/4-2013年7/17

②ⅠⅡⅢヨハネ書   9/4-12/4

ローマ書      12/11-2015年2/25

詩編(ダビデ集)   3/4-10/21(51-72)

②フィレモン    10/28―12/2

ヨブ記        2016年9/21

ⅠⅡコリント書   9/28―2018年3/11

主日礼拝の聖書テキスト 

ローマ書(1-8)    1989年8/20-1990年3/26

出エジプト記(Ⅰ-15)    4/1-6/24

ローマ書(9-16)      7/1-9/23

創世記                 10/14-1991年6/9

ピリピ書           1991年6/16-9/15

マルコ伝(1-10)      9/29-1992年5/24

ヨブ記             1992年6/14-8/2

詩篇(119)            8/9-9/13

マルコ伝(11-16)     9/27-1993年4/11

ルツ記           1993年4/18-5/9

ガラテヤ書           5/16-9/12

サムエル記上下          10/24-1994年3/27

エペソ書         1994年4/3-10/23

ピレモンコロサイ書    11/6-11/27

ⅠⅡⅢヨハネ書           12/4-1995年4/30

申命記             1995年5/7-8/27

Ⅰコリント書            9/3-1996年7/28

ヨナ書             1996年8/4-9/29

ヨハネ伝                  10/6-1998年1/18

黙示録              1998年1/26-8/30

ヤコブ書(1-3)      9/6-11/22

ルカ伝(1-2)         11/29-12/27

ヤコブ書(3-5)    1999年1/3-2/7

ルカ伝(2-24)      2/14-2000年6/4

使徒行伝         6/11―2001年7/8

Ⅱコリント書        7/15-―2002年2/10

ⅠⅡテサロニケ書      2/17―6/30

② ローマ書          7/7―2003年8/3

② エフェソ書         8/17―11/30    

マタイ福音書           12/7―2004年7/10

Ⅰペトロ書         7/17―11/20

ヘブライ書           11/27―2006年9/10    

テモテ書        9/24―2007年3/11 

Ⅱペトロ書ユダ書       3/18―6/10

テトス書            6/24―9/2

コヘレトの言葉          9/23―11/25

② コロサイ書          12/2―2008年3/2

② 創世記            3/30―2010年5/16

② 出エジプト記        5/30―2011年8/21

② フィリピ書         9/4―2012年3/25

イザヤ書(1-39章)       4/15-11/25

エレミヤ書・哀歌       20013年1/6-9/22

②ガラテヤ書         10/62014年3/30

マルコ伝           4/6-2016年4/10

イザヤ書(40-66章)     4/17-2016年11/21

②ヨハネ伝(1-17章)      12/4―2018年3/25  







       

資料⑤

2020.1.12 

 

■「少年イエスはエルサレムに居残って…」

           ルカ2:41-52 

   主イエスが12歳になられた時どういうことがあったかを、ルカだけが記録しています。両親と一緒にエルサレムの神殿へ行かれた少年イエスは、ご自分が神の御子であると示され、人々は驚きます。 

 「イエスの両親は、過越しの祭には毎年エルサレムへ上っていた」ので、「イエスが12歳になった時」もそうします(13歳で「バル・ミツバ」→「律法の子」となる儀式の前年)。しかし、祭りが終わって帰る時になっても、「少年イエスはエルサレムに居残って」(自分の意志で!)います。神の御子として行動しようとされるのです。 

 「両親はそれに気づかなかった」ので、本当に心配して捜し回ります。エルサレムまで引き返して、「イエスが宮の中で教師たちの…話を聞いたり質問したり」しておられるのを「見て驚き」ます。「キリストは、教師というよりも生徒や弟子の務めをされた。」(カルヴァン) マリヤは「おとう様もわたしも心配して…捜していたのです」と責めます(→ヨハネ2章「カナの婚宴」の時の母マリヤ)。

 主イエスは、「わたしが自分の父の家にいるはずのこと」を知って欲しいのです。「自分の父」とはヨセフではなく天の父なる神であり、「家にいるはず」とは「(家の)仕事に関わるのが当然」という意味です。ヨセフの大工仕事を手伝うように、父なる神の救いの業を手伝うのが、神の御子の義務なのです。そう宣言した上で、「イエスは両親と一緒にナザレに下って…お仕えに」なります。

 母マリヤが「みな心に留めていた」この出来事は、主イエスの生涯のターニングポイントでした。「人となりたる活ける神」(讃121番)である主を指差して、「この人を見よ」と歌う者は幸いです。